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ギターでの伴奏には色々な奏法がありますが、
今回はコード進行を滑らかに聞かせるテクニックとしてのベースランニングの紹介です。
判りやすく言うとコードからコードへの移動の際、ベース音を滑らかに動かしていくテクニックです。
ベースランニングはあらゆる奏法の中に組み込むことができますが、
特に「アルペジオ」「カーターファミリーピッキング」
ではベースランニングの自由度も高くその効果は絶大です。
そこで今回は「アルペジオ」を例にベースランニングにいてお話ししたいと思います。
<譜例1>を見てください。
これは「G−Em−C−D7−G」
という循環コードを代表的なアルペジオパターンで伴奏している例です。
この状態ではまだベースランニングは行われていません。
この<譜例1>に対してベースランニングを組み込んでみたいと思います。
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G→Em(3度の下降進行)
ベース音が(ソ)から(ミ)に下降していきます。
この場合、ベース音を(ソ)→(ファ#)→(ミ)と下降させるのが一般的です。
そこで具体的ないくつかのパターンを紹介したいと思います。
<譜例2>ではGコードの最後の1拍で(ソ)→(ファ#)と一気に下降し、
Emの頭の(ミ)につなげていくパターンです。
短期間で一気に駆け下りるので非常にインパクトが強くベースランニングが強調されるパターンです。
<譜例3>は先の<譜例2>の変形とも言えます。
(ソ)→(ファ#)→(ミ)の流れの頭の(ソ)
の音が3拍目にある本来のベース音で代用されてしまっています。
その為、(ソ)→(ファ#)→(ミ)の音の流れは<譜例2>に比べ、あまり強調されません。
<譜例4>ではGコードの後半2拍を使ってゆっくりと(ソ)→(ファ#)
と下降しEmの頭の(ミ)につなげていくパターンです。
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Em→C(3度の下降進行)
基本的に先のG→Emと同じ3度の下降進行です。
ポイントとしては、6弦解放の(ミ)ではなく4弦2フレットの(ミ)
から5弦3フレットの(ド)へベースランニングしていくと良いと思います。
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C→D7(2度の上昇進行)
ベース音が(ド)から(レ)に上昇します。
この場合隣の音への進行なので、
ベースランニングを無理に使わなくてもそれなりにコードはスムーズに流れていきます。
この2度の上昇時のベースランニングについていくつかのパターンを紹介します。
<譜例5>はもっとも簡単な例です。Cコードの最後の音をベース音の(ド)
とすることにより次のDコードのベース音(レ)にスムーズに音をつないでいきます。
<譜例6>は前出の<譜例5>の変形とも言えますが、Cコードの最後の音を(ド#)
としたものです。この場合、ベース音はCコードの頭の(ド)の音から
(ド#)→(レ)
とベースランニングしたことになります。Gメジャースケールにない(ド#)
の音が入るのでベースランニングが強調されます。
<譜例7>はCコードの最後の音を構成音の(ミ)とし、Dコードのベース音(レ)へ
(ミ)→(レ)とベースランニングしています。
この例の様に前のコードのベース音ではなく、
その他の構成音からのベースランニングをする場合もあります。
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D7→G(4度の上昇進行)
これはドミナントからトニックへ進行です。
曲の終わりなどで最も良く使われる進行ですが、
その時にベースランニングを使うととても効果的です。
この時のパターンをいくつか紹介しましょう。
<譜例8>では4弦解放の(レ)の音から1オクターブ下の6弦解放の(ミ)→(ファ#)→(ソ)
というベースランニングです。
4弦解放の(レ)の音から1オクターブ下の6弦解放の(ミ)
へベースランニングしていくのがポイントです。
<譜例9>は先の<譜例8>の変形とも言えます。ハンマリングオンを使って音数を増やしています。
ベースランニングが(レ)→(ミ)→(ファ#)→(ラ)→(ソ)
と進行していきます。面白いのは(ファ#)から(ソ)を通り越して一旦(ラ)まで行ってしまい、
その後で(ソ)に戻ってくるというところです。
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最後に...
今までご紹介したパターンはあくまで一例であり、これらがすべてではありません。
色々な曲をコピーしたりして、たくさんのベースランニングパターンを身に付けることが大切です。
また、ベースランニングも使い過ぎると逆に聞きにくいものになってしまいます。
程々に効果的に使うことが大切です。
