”雪”と並んで猫の代表作と称される名曲”地下鉄にのって”です。この曲は72年のリリースですが、”雪”と同様に拓郎作、プロデュースによる作品です。 サウンドは軽快は8ビートのフォークロックに仕上がっていますが、 全体を通して聞かれるオルガンの音はこの時期の拓郎の楽曲にもどことなく通じるものを感じます。 ご存知の通り、この曲は丸の内線が舞台となっており、歌詞には”赤坂見附”、”四谷”といった丸の内線の駅名が登場してきますが、 高校生になって御茶ノ水の楽器屋さんに通うようになり、池袋から丸の内線に乗ったときなんとなく嬉しかったのを覚えています。 この曲は拓郎がアルバム”今はまだ人生を語らず”をレコーディングの際に、一度は録音してはみたものの、 猫を越えられないという理由でその音源がお蔵入りになったと聞いています。 そんなこともあり、後年、拓郎のアルバム”デタント”にこの曲が収録された時にはちょっと意外であったと同時に大変興味がありました。 拓郎は猫を越えられたのでしょうか? 個人的にはこの曲はやはり拓郎のボーカルではなく、田口氏のボーカルの方がしっくりときます。 結局、「この曲については、拓郎は猫を越えられなかった」というのが私の感想です。 猫は大ヒットこそありませんでしたが、70年代前半の日本のミュージックシーンで忘れることのできないグループだと思います。 また、結成当時のメンバーがカレッジフォーク出身というのもちょっと意外でもありました。 (ザ・リガニーズ”:常富喜雄、内山修 “ジ・アマリーズ”:田口清) |