| − | ケメ(佐藤公彦) | 千羽鶴 | − |
ケメの愛称で親しまれた佐藤公彦は拓郎が去ったあとの初期のエレックレコードを泉谷しげる、古井戸とともにささえた、
エレックの看板シンガーでした。ケメは元々ピピ&コットのメンバーとしてプロデビューしていますが、かなり早い時期にピピ&コットをから独立し、 ソロシンガーとして活動をしています。 当時のメッセージ色の強い唄が大勢しめていた日本のフォークシーンの中で、 叙情的なその唄と可愛らしいルックスで女性を中心に支持を集めました。 日本のフォークシーンの中で初のアイドルであったと同時に、当時まだ呼び名もなかった叙情派フォークの走りでもあったと思います。 さて、このアルバムはケメにとって3作目のアルバムであり、作詞家の門谷憲二氏とケメの2人で作った一連の「通りゃんせシリーズ」 を1枚のアルバムにまとめたものであり、全編を通して日本的な唄でまとめた企画アルバムでもあります。 実はこのアルバムは私が生まれて初めて買ったLPレコードであり、小学校6年の時でした。 当時、ケメのファンであった私はケメからフォークを聞くようになり、 その後、拓郎・泉谷・かぐや姫などといったフォークの王道をまっしぐらにばく進していったのです。(笑) そういう意味では私にとってフォークの入り口でもあり、入門書のようなアルバムでもありました。 最近ではあまり名前を聞くことがなくなったケメですが、 もう一度メジャーシーンへの復帰を望むと同時に、もっと評価されて良いシンガーであったと思います。 なお、当時の深夜放送の人気番組「あおい君と佐藤君」の佐藤君とはケメのことでありました。 |