このアルバムは高田渡としては通算3枚目のアルバムですが、
マイナーレーベルであったURCからキングレコード移籍後最初のアルバムということもあり、
ジャケットには「ファーストアルバム」と書かれています。但し、原盤制作はURC系のアート音楽出版であった為、 プロデュースは早川義夫となっています。 このアルバムは71年6月に発表されましたが、 この時点ではまだキングレコードにベルウッドレーベルは存在していませんでした。 但し、三浦光紀氏がディレクターとして関わっていたことを考えると、 実質的なベルウッドレーベル創世記のアルバムとも言われています。 (ちなみにこのアルバムは、 ベルウッド設立後の73年にはベルウッドレーベルから再発売されました。) さて、その内容ですが、”どうも、どうも、いやどうも..” で始まるタイトル曲をはじめ、「自転車にのって」「生活の柄」 など今でも高田渡の代表曲と言われる名曲揃いで、 当時23才の高田渡ですが、既にそのスタイルを完成させていたことがわかります。 バッキングには中川イサト、加川良、岩井宏、はっぴいえんど、木田高介、遠藤賢司 といった豪華なメンバーが名を連ねていますが、 そんなところからも当時の高田渡の交友関係の広さを知ることができます。 いずれにせよ、ピート・シーガーのスタイルのフォークソングを継承する、 数少ないミュージシャンの代表的なアルバムと言えると思います。 |