この曲は’72年11月に行われた第2回世界歌謡祭のグランプリ曲として有名です。ジャケット写真左側でマイクを構えた短髪の男の人は当時の上条恒彦ですが、 その後の我々のイメージにある上条恒彦とはだいぶ異なりますね... また、ステージ写真の右から2人目が当時の小室等です。 この曲がグランプリを受賞したのは、拓郎の「結婚しようよ」 がヒットする数ヶ月前のことですが、 ある意味でこの曲のグランプリ受賞により世間がフォークに注目し、 その数ヶ月後に「結婚しようよ」 の大ヒットで一気にフォークが社会から認知されたとも言えるかもしれません。 ’70年代のフォークブームの下地を作った曲と言っても良いでしょう。 さてこの曲ですが、上条恒彦のダイナミックなボーカルの魅力は誰もが認めるところではありますが、 作詞:及川恒平/作曲:小室等/編曲:木田高介 の手による楽曲そのものの良さも忘れることができません。 フォークというジャンルを越えた普遍的な魅力を持つ素晴らしい楽曲と言えるかもしれません。 余談ですが、この曲がグランプリを受賞した際の副賞としてグランドピアノが用意されていたのですが、 小室等は「置く場所が無い」という理由でピアノをアップライトピアノに替えてもらい、 その差額でマーティンD41をもらったそうです。 グランドピアノとフォークギターが同等に扱われたというこの出来事は、 当時フォークギターを本格的に売り出したばかりの国産ギターメーカーにとって、 格好の宣伝材料になったと言われています。 ちなみにB面の「アルカディア−理想郷−」の作詞は70年代の深夜放送で大変人気のあった、 「たむたむたいむ」のDJで有名だった、かぜ耕士です。 またまた余談ですが、高校時代にその「たむたむたいむ」の「お便り読みっぱなしのコーナー」 で私のハガキが読まれたことがあります。 翌日は学校でヒーローでした。(笑) |